ルールとマナー

 とりあえず、モノポリーとお題をつけてるが、ゲームルールがマナーに及ぼす影響についてのメモ書きをしてみる。

 ゲームする人は少なくともできれば勝ちたいと思ってゲームをする可能性が高い。まずこのことを最前面に置く。なにを馬鹿なことを言ってると見た人が思うかも知れないが、人のマナーについてなんかいう人にはそういう認識が抜けてることが多いのを私は経験として知ってるので最初にあげる。
 
 まじめにいるんですが、ゲームサークルの運営する人や、大会を開く人が、プレイヤーのマナーが悪くなるように煽るようなルール作って、自覚がない例は結構ありますね。

  モノポリーの大会ルールでルールとマナーを見ると一番目につくのは、1.2ゲームはモノポリー勝ち10000、資産勝ち上限6000、3ゲーム目は15000、資産上限4000という極めてわかりやすいもの。これは順位重視だったころの序盤負けた人間が帰らないようにするための極めてわかりやすい作為的ルール。これにより、1.2ゲームのどっちか勝ってたら最終戦勝利で残れるという賭博性を増し、大会途中退席を減らした。

 もう一個例として多人数一人プレーと悪名高い戦国大名というゲームで、金の貸し借りは勢力を通じて手渡しと他人を滅ぼしたとき武将ポストを2−3枠奪えるとしただけで、拡張路線と序盤のだましあいが増えた。


 モノポリーは元々スイスドロー方式だったと思う。(私が始めた10年ほど前の話、それ以前については知らないし、調べるほどの意味もなさそうなので)この場合勝った物は勝ったもの同士があたり、テーブルポイントを採用することで順位付けをする。上位者は上位者のつぶし合いになるため、比較談合のようなものが起こりにくい。序盤負けた初心者的立場でいうなら、出場権のかかっていない戦いにまで、わざわざえぐい要らんことをする人は流石に多くないと思われるし、比較的ゆるゆるとぬるい環境で少なくとも最後のテーブルに挑める。大きい欠点は、突破しないことが確定した特に上級者にとって、ゲームすること以外に大会にいる価値がほとんどなくなること。要するに帰っちゃうわけですね。
 現行ルールだと、最終戦の価値が面白いくらい高いので、要するに最終戦にだませる初心者と組めた人、本日はラッキーデイでしたね、ルール。私のゲーム感だと時間制限のある(特に75分制)でモノポリー勝ちがでるゲームというのは歪な展開が多いと思ってる。要するに最終戦でそういう圧迫感のあるえぐいプレーを初心者に見せつけて大会が終わる。マナーなんていうものは、日本選手権公式ルール上においてないものですので(苦笑)勝利するためにベストを尽くすプレイヤーの責任は最小ですね。後、談合がより多く生まれます。まあ談合プレイヤーだろ、お前もというツッコミはとりあえずおいておいて。
 モノポリーというゲームには強者は存在します。でもサイコロゲームなので、今日はたまたまダメだったという日もあります。現行の予選方式だと、強者同士が当たったとき、今日目のない方が、目のある方に勝ちを譲る(モノポリーは組むという行為が極めて有効なゲームです)ことで予選を通過させることが起こりえるのは、馬鹿でもわかります。MTGなんかでは実際にありましたね。談合による突破。

  また気力たまったら 続き書く。